早春の北鎌倉。見晴らしの良い一軒のギャラリー。
7回目の個展は絵画・版画・本など34点の作品で構成。
日本画顔料を用いた絵画を中心としながら
今回初めての試みとして銅版画・リトグラフ・シルクスクリーン作品を出品します。
さらに活版印刷、意匠を施した手製の本も。
どの作品にも
一貫した作者の姿勢を感じていただけると信じています。
かつ、見に来てくださった方が
何だか良かった、楽しかった、と
ふんわりした気持ちになってくれることを。
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風となって
吹くものを聞け
静かさから生じてくる
絶え間ない知らせを聞け
10年以上前のスケッチブックに
書き留めてあった言葉。
私が考えた言葉なのか、
誰かの言葉を書き留めたのか
思い出せない。ただ、
いつでもその言葉は
わたしの内にあり、
私の制作を支えてくれている。
めぐる毎日。変わること、
変わってしまったこと。
変わらないこと、
耳を澄まし続けること。
あなたのこころの
静かなさざめきを見つける。
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