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2011年6月26日アーカイブ

「重み増したキャンドルナイト」
読売新聞オンラインでの記事です。

銀座の画廊で、ろうそくの灯りをもとに絵画を鑑賞しようというこの催し。
発端となったのは、カナダで行われた、原子力発電所建設に反対する自主停電運動でした。

日本でのキャンドルナイトは2003年に始まりましたが、
震災が機となった今年はよりいっそう、キャンドルのあたたかみが切実に感じられるようです。


私の作品の2つには、気付くか気付かないか程度に、キャンドルが描かれています。
ほとんど流れのない川に静かに光る無数のともしび。
夏を前にした暑い庭のテーブルに、ひとつ置かれた四角のあかり。
何故か、意図せず自然に手が描いたモチーフです。
大災害を前にして、人のできることなどささやかなことですね。
でも絵の中にあかりを灯すことくらいなら、わたしにも...。


昨夜、久々にろうそくの灯で夜を過ごしてみました。

ああ、火って、ゆらぐんだなあ...
と、当たり前のことだけど、思いました。

人の心もゆらぐ。自然から生まれたものだから、みな、ゆらぐ。

確固としたものにあこがれたり、頼りたかったりするけれど、これでいいんだ、
これが自然で、当たり前で...。ああ、そうなんだなあ、と思ったりします。



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